主にこの2つとされています
さらにこれに拍車をかけるものとして、「損失回避の法則」という言葉が心理学には存在します。
損失回避という言葉の説明で有名な例が
A:コイントスで表が出たら2万円貰える、裏が出たら0円(何も貰えない)
B:無条件に1万円貰える
期待値的な考え方をするとA/Bどちらを選んでもプラス1万円で同じですが、実際にはほとんどの人が必ずお金を貰えるBを選択する。
しかし、条件を少し変えてみると
A:コイントスで表が出たら2万円支払う、裏が出たら0円(支払う必要はない)
B:無条件に1万円払わなければならない
期待値的にはA/Bどちらを選んでもマイナス1万円で同じですが、少しでも損を回避したいという考えからAを選択する人が多い。
このように、「得を求めるより損をしたくない」という心理が無意識のうちに働くのです。
これをパチンコに置き換えると、負けているときは少しでも負けを取り戻したいと考える心理に当てはまります。
勝っているときには、実際の出玉という喜ぶべき部分以外にも音や光によって祝福されるような演出でドーパミンが分泌し快感を得て、負けているときには損失回避の心理が働いて取り戻そうとしてしまうのです。
パチンコ依存症から脱却するには
まずは何も考えずにパチンコやパチスロを打つのをヤメて、少しでも勝つことを意識するように考える癖をつけることが大事です。
なんの根拠もなく目の前の空き台を打って、数時間後にはプラスになっているのか?
パチンコ店にあるほとんどの台は機械割が100%を下回っている=つまりお店にとってはお客さんからお金を回収するための台なのです。
それをしっかりと理解することが出来れば、必然的に「依存すること」も減っていくのではないでしょうか。
もう一つが、パチンコやパチスロ以外にも夢中になれるような趣味を見つけることです
例えば依存症の対象がアルコールやタバコ、もしくは最近ではピエール瀧が世間を驚かせたようなドラッグの類であれば、依存症から脱却するためには医学的な機関などでのそれなりの対策が必要になってしまいます。
ただしパチンコなどのギャンブルが対象であれば、それに替わり得るほかの何かを見つけることによって、問題となる対象から距離を置くことはそこまで難しいものではありません。
それこそ、当たった時の快感が忘れられないのであればゲームセンターのパチンコやパチスロでも同じ快感を得ることは可能です。
現実逃避や気分転換の場を見つけたいのであれば、体を動かすような趣味に取り組んでみるのも良いでしょう。それ以外でも、部屋の電気を消して映画に没頭してみる、そんな普段とは少し異なることをしてみるだけでも、気分転換にはなるかもしれません。